お受験スケジュール|月別にわかる年間準備計画【小学校・幼稚園受験】

お受験ヘルパー編集部公開:2025年1月15日更新:2026年3月24日

小学校受験・幼稚園受験は、1年以上かけて準備を進めるのが一般的です。ここでは、受験の約1年前から当日までの標準的なスケジュールをご紹介します。志望校によって時期が異なるため、必ず各学校の募集要項で確認してください。

お受験は「子どもの試験」であると同時に「家庭の試験」でもあります。ペーパー対策や行動観察の練習はもちろんのこと、願書作成、面接準備、費用の見通しなど、保護者が取り組むべきことも非常に多いのが現実です。このページでは、準備の全体像を時系列で俯瞰できるようまとめました。

カレンダーと計画イメージ
計画的な準備がお受験成功の鍵です

1年前〜10か月前(前年度11月〜1月)

情報収集と方針決定

  • お受験に関する基本情報の収集
  • 志望校の候補を3〜5校程度にリストアップ
  • 各学校の教育方針・特色を研究
  • 幼児教室への通室を検討・体験入学
  • 家庭内で教育方針について話し合い
  • 先輩保護者や口コミサイトから実体験を収集
  • 通学時間・経路の実地確認(無理のない範囲か検討)
  • 家庭の予算計画を立てる(後述の費用一覧を参照)

この時期は「どの学校を受けるか」を決める段階ではなく、幅広く情報を集めて選択肢を広げる段階です。実際に通っているご家庭の声は非常に参考になります。

9か月前〜6か月前(2月〜5月)

本格的な準備開始

  • 幼児教室への通室開始(検討している場合)
  • 基本的な生活習慣の見直し(挨拶、食事マナー、着替えなど)
  • 学校説明会・公開授業の日程確認と参加予約
  • 運動能力の基礎づくり(縄跳び、ボール、走り方など)
  • 絵本の読み聞かせ、巧緻性トレーニングの習慣化
  • 家族での会話時間を増やし、コミュニケーション力を養う
  • 季節の行事や自然体験を意識的に取り入れる
  • ペーパー学習を日課に組み込む(1日15〜30分から)
  • お箸の持ち方、鉛筆の持ち方など細かな所作の確認

この時期に大切なのは、無理のない範囲で「毎日の習慣」を作ることです。最初から長時間の学習は逆効果になります。遊びの中に学びを取り入れる工夫をしましょう。

5か月前〜3か月前(6月〜8月)

学校見学と願書準備

  • 学校説明会・公開授業に積極的に参加
  • 学校の雰囲気、通学路、設備を実際に確認
  • 過去の願書設問を入手し、下書きを開始
  • 志望理由を明確にし、家族で共有
  • 面接で話す内容の骨子を作成
  • 夏期講習への参加(幼児教室通室の場合)
  • 健康診断・予防接種の確認
  • 志望校の絞り込み(併願プランの検討)
  • 苦手分野の集中対策(図形、記憶、推理など)
  • 親子での季節体験を通じた面接の話題づくり(夏の思い出など)

説明会参加時のポイント

学校説明会では、校長先生の教育理念に関する話をメモに残しましょう。願書の志望理由や面接での回答に直接活かすことができます。また、実際に在校生の様子を観察し、お子さまの性格に合う学校かどうかを確認することが大切です。複数回足を運ぶことで、学校への理解がより深まります。

2か月前(9月)

願書提出準備(重要!)

  • 願書の入手(学校窓口または郵送、Web出願の場合はサイト確認)
  • 願書の下書きを完成させ、複数回推敲
  • 第三者(家族や信頼できる人)に添削依頼
  • 証明写真の撮影(お受験写真に強いスタジオ推奨)
  • 願書の清書(丁寧に、間違いがないよう)
  • 必要書類の準備(住民票、健康診断書など)
  • 面接用の服装を購入・準備
  • 模擬試験・模擬面接への参加
  • 受験料の振込準備(銀行窓口・ネットバンキング)
  • 併願スケジュールの最終確認(日程が重なる場合の対応策)

1か月前(10月上旬)

願書提出

  • 提出期限を厳守(余裕を持って提出)
  • 受験票の到着確認
  • 考査日程・面接日程の確認
  • 当日の交通手段・所要時間の確認
  • 面接練習の強化(家族で質疑応答)
  • ペーパーテスト対策の総仕上げ
  • 行動観察の練習(グループ活動、お約束を守る など)
  • Web出願の場合、送信エラーに備え早めに完了させる

直前期(10月中旬〜下旬)

直前対策

  • 面接リハーサル(服装を着て実践)
  • 願書の内容を家族全員で再確認
  • 学校までの移動経路を実際に確認
  • 当日の持ち物リストを作成
  • 体調管理を最優先(規則正しい生活)
  • 子どもに過度なプレッシャーをかけない
  • 励ましの言葉をかけ、自信を持たせる
  • 新しい問題には手を出さず、復習に集中する
  • 早寝早起きのリズムを崩さないよう注意
  • インフルエンザなどの感染症対策を徹底する

考査・面接当日

当日の流れ

  • 時間に余裕を持って出発(30分前には到着)
  • 持ち物チェック(受験票、上履き、ハンカチ、ティッシュ など)
  • 子どもに「いつも通りで大丈夫」と伝える
  • 保護者も落ち着いた態度で
  • 待ち時間も観察されている可能性を意識
  • 終了後は子どもを褒めて労う
  • 控え室での過ごし方にも気を配る(静かに読書など)
  • 携帯電話はマナーモードまたは電源オフに

合格発表後

  • 合格の場合:入学手続きを期限内に完了。制服採寸、説明会への参加など
  • 不合格の場合:子どもの頑張りを認め、次のステップに前向きに進む
  • 補欠合格の場合:繰り上げ合格の連絡に備え、連絡が取れる状態を維持

合格・不合格にかかわらず、受験を通じてお子さまが成長したことに変わりはありません。結果だけに捉われず、プロセスで身についた力を認めてあげましょう。入学手続きの際は、入学金の振込期限が非常に短い場合が多い(発表翌日〜3日以内など)ため、事前に資金を準備しておくことが重要です。

受験にかかる費用の全体像

お受験には、幼児教室の費用から受験料、面接用の服装まで、さまざまな費用がかかります。事前に全体像を把握し、無理のない予算計画を立てることが大切です。以下に主な費用項目をまとめました。

費用項目内訳・目安備考
幼児教室(入会金)4〜9万円教室により大きく異なる。大手は高めの傾向
幼児教室(月謝)3〜8万円 / 月講習会費を含め年間約100〜200万円
受験料(国立)3,300円全国一律の検定料
受験料(私立)2〜3万円 / 校複数校併願の場合は合計額に注意
習い事(絵画教室)約2.5万円 / 月絵画・制作の対策として通う場合
習い事(体操教室)約1.6万円 / 月運動考査対策として通う場合
証明写真5,000〜15,000円お受験専門スタジオは1万円前後が多い
模試5,000〜10,000円 / 回年間5〜8回受験が一般的
面接用服装5〜15万円父・母・子どもの家族分。靴やバッグ含む

費用を抑えるポイント

幼児教室はお受験準備で最も大きな出費ですが、全員が通う必要はありません。家庭学習を中心に据え、模試や直前講習のみ利用する方法もあります。また、面接服はフリマアプリやレンタルサービスを活用することで費用を抑えることができます。証明写真は焼き増しが必要になることも多いため、データをもらえるスタジオを選ぶとよいでしょう。

主要校の出願時期

出願時期は国立と私立で大きく異なります。私立は学校によって幅がありますので、必ず各校の公式サイトや募集要項で最新の日程を確認してください。

区分出願時期(目安)考査時期(目安)備考
国立小学校10月中旬〜11月上旬11月〜12月抽選を実施する学校もあり(筑波大附属など)
私立小学校(早期校)8月下旬〜9月9月〜10月上旬神奈川・埼玉の一部校が該当
私立小学校(都内主要校)9月〜10月上旬10月下旬〜11月上旬慶應・早実・雙葉・暁星など
私立小学校(後期校)10月〜11月11月中旬〜12月2次募集を行う学校もある

※ 上記は一般的な目安です。年度によって変動があるため、必ず各学校の公式情報をご確認ください。Web出願に移行している学校も増えており、出願期間が短い場合があります。

月別チェックリスト

時期重要タスク保護者のやること
11月〜12月情報収集・幼児教室検討学校リストアップ、教室見学予約、予算計画
1月教育方針の確立・教室決定家族会議、入会手続き、年間スケジュール作成
2月〜3月基礎力育成・生活習慣確立家庭学習の習慣化、生活リズムの見直し
4月〜5月ペーパー・巧緻性の基礎固め説明会日程の確認・予約、春の自然体験
6月学校説明会への参加開始説明会メモ整理、志望校の絞り込み開始
7月夏期講習・苦手分野の克服願書の設問確認、志望理由の下書き開始
8月集中対策・夏の体験活動願書の推敲、面接回答の骨子作成、併願計画確定
9月願書入手・清書・証明写真願書の添削・清書、写真撮影、面接服購入
10月上旬願書提出出願手続き、受験料振込、受験票確認
10月中旬〜下旬考査・面接直前リハーサル、持ち物確認、体調管理
11月合格発表・入学手続き入学金振込、制服採寸、入学前説明会

年長の1日のスケジュール例

受験期の年長児は、日常生活の中に無理なく学習時間を組み込むことが大切です。以下は、幼稚園に通いながら受験準備を進める場合の1日のスケジュール例です。

時間活動内容ポイント
6:30起床・身支度自分で着替え・洗顔。生活習慣の自立が大切
7:00〜7:30朝学習(ペーパー)頭がすっきりしている朝に集中。5〜10枚程度
7:30〜8:00朝食お箸の使い方、姿勢、「いただきます」の習慣
8:30〜14:00幼稚園集団生活での協調性・コミュニケーション力を養う
14:30〜15:30帰宅・おやつ・自由遊びリラックスタイム。折り紙や工作も巧緻性対策に
15:30〜16:00午後の学習(ペーパー・巧緻性)苦手分野を中心に30分。集中力を切らさない長さで
16:00〜17:00外遊び・運動縄跳び・ボール遊び・かけっこなど。体力づくり
17:00〜18:00入浴お風呂での親子の会話も面接対策に
18:00〜18:45夕食家族の会話を大切に。「今日あったこと」を話す練習
19:00〜20:00自由時間・読み聞かせ絵本2〜3冊。季節の話題や昔話などバランスよく
20:30就寝十分な睡眠(10時間以上)が集中力の土台に

スケジュール運用のコツ

上記はあくまで一例です。お子さまの性格や体力に合わせて柔軟に調整しましょう。大切なのは「毎日同じリズムで過ごすこと」です。幼児教室がある日は午後の学習をお休みにするなど、詰め込みすぎないことがポイントです。また、週に1日は完全にお休みの日を作り、家族でのお出かけや好きな遊びに充てることで、子どものモチベーションが維持しやすくなります。

願書準備は早めが肝心

9月は願書準備の最も重要な時期です。余裕を持って準備を進めましょう。願書は「一発勝負」ではなく、何度も推敲を重ねて磨き上げるものです。少なくとも3回は書き直すつもりで、早めに取りかかることをおすすめします。

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AI願書添削ツールを使って、余裕を持った願書準備を始めましょう。志望理由の構成や表現のブラッシュアップにお役立てください。

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本記事はお受験ヘルパー編集部が、各学校の公式情報・専門書籍・募集要項をもとに制作したものです。 情報は定期的に見直していますが、最新の募集要項は必ず各校の公式サイトでご確認ください。 内容の誤りや古くなった情報についてのご連絡をお待ちしています。

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